絵本を読み聞かせることで、子どもは、愛されてると感じることができます。
たった5分の読み聞かせでも、親が子どもの為に向き合っているという、子どもにとってかけがえのない時間になります。
「お母さんは、私に絵本を読んでくれている。私の事が好きなんだ。」と同じ時間を密に共有できていると感じることができるのです。それが、自己肯定感が高くなる要素になっていきます。
今回は、絵本にどんな効果があるか、絵本読み聞かせが継続できるためのコツをお伝えしたいと思います。
目次
絵本の効果とは?1日5分の読み聞か読み聞かせをされている脳を計測した研究について
読み聞かせされている時の、子どもの脳血流量を測定すると大脳辺縁系と呼ばれる部分が活動していたそうです。この部分は、感情、情動にかかわる働きをする場所です。
読み聞かせをしてもらってる子どもの脳は感情、情動にかかわる脳が活動していたのです。
脳を活動させると何がいいのか?人は嫌なこと、悲しいことがあると次からは○○をしないでおこうと行動を制限することがあります。それは生きていくうえで大きな損失になります。
どんどん消極的になり、その人の本来発揮できるはずの力を伸ばすことができないかもしれません。
絵本はハッピーエンドになる話や、サクセスストーリーです。
そういった絵本を繰り返し読むことで 豊かな人格を形成し
考える力を自然に強くします 。
逆境に打ち勝つ強い心になっていきます。
毎日、絵本をよんであげるのは大変だと思うと・・
何冊も読んであげようと思う気持ちがプレッシャーになって、自分で追い込んでいるんです。
もちろん、何冊も読んであげることは、子どもにとって良い効果を発揮しますが、お母さんが大変だな~と思った感情は子どもに伝わります。
お母さんが楽しいと思わないと、結果継続できなくなります。1日5分でいいんです。
ごはんを食べる、トイレに行く、お風呂に入るという日常生活動作の1つとして取り入れてみませんか。
何冊も読んであげようと思わないでいいんです
1冊でもいいんです。子どもが、「お母さんが自分のために絵本を読んでくれている」という気持ちを感じることができる事に、本当の意味があります。
絵本を落ち着いてみることができない。
絵本を見ていなくても、耳はお母さんの声を聴いています。
はじめは落ち着かなくても、自分の興味のある絵本をみつけると集中してみるようになります。毎日続けることで習慣化し絵本を読む事が定着します。
こどもは、理屈で考えることができません。感覚で、泣いて訴えます。
言葉が理解できていないため、絵本のストーリーを理解することはできません。
ですが、お母さんが話しかけているという感覚は耳で感じることができます。そして、たまたま目に留まったカラフルな絵を見ることを重ねて視覚で感じることができます。
はじめは、絵本の読み聞かせに手ごたえを感じなくても、絵本を読み聞かせてください。
続けていくうちに絵本に出てくる言葉を覚え、覚えることで、子ども自身が予測を立て、次はこう言う、ああ言うという具合に、記憶に定着します。
大人でも、次の予測ができると安心しますよね。子どもも、何度も同じことを繰り返して記憶に残ると安心を感じ心地良いものになっていくのです。
絵本を何冊買ったらいいのか
何冊も絵本を買うのは経済的に大変ですよね。
図書館で借りてみて、気に入った絵本を購入するといいのではないでしょうか。
子どもにも好みの絵本があるはずです。まずは、図書館から借りて、子どもが興味を示したものを何度も読んでみてください。
そして、子どもの興味のある絵本を購入すると、子どもは自分の物になったという嬉しい気持ちになります。
絵本の読み聞かせが習慣になるといいこと
絵本を読む事が習慣になると、文字が読めるようになったころ、自ら読むようになります。
絵本を読むという良い習慣は、右脳を活性化させ、物事をポジティブに考えられる子どもになります。
子どもが自立し、考えられない様な逆境があった時でも、気持ちを切り替えることができなければ、毎日辛い日を送ることになります。
子ども自身が自分自身の心をコントロールし人生を歩むように導くことが親の役目ではないでしょうか。