絵本の読み聞かせがめんどくさいときってありますよね。 何回も同じ絵本を読んで!と読み聞かせが終わらない、絵本の読み聞かせをしていると全然聞いていないときもあります。
絵本の読み聞かせの必要性が何となく分かっていても続けられない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、絵本読み聞かせがめんどくさいときに試してほしい3つのことをご紹介したいと思います。
目次
絵本の読み聞かせがめんどくさい!読み聞かせをしなかったらどうなるの?
絵本を読み聞かせていると、何度も同じ絵本をよみたがることがあります。 しかたなく何回も読んであげていましたが、子どもが何度も同じ本を読んでほしいのは理由があります。
それは面白い、楽しい場面で感じた楽しい気持ちを何度も味わいたいのです。
まだ言葉もうまく話せない、おそらく正しく理解できない我が子は絵本を読み聞かせてもらいきゃっきゃと笑っています。
この子の心の中には、この場面に来たこの時にうれしい、楽しいという気持ちがわきおこっているのです。
読み聞かせをされている脳を計測した研究があります。
それによると大脳辺縁系と呼ばれる部分が活動していたそうです。この部分は、感情、情動にかかわる働きをする場所です。
それだけではなく逆境を乗り越えていく力を司る部分でもあります。
人は嫌なこと、悲しいことがあると次からは○○をしないでおこうと行動を制限することがあります。それは生きていくうえで大きな損失になることがあります。
どんどん消極的になり、その人の本来発揮できるはずの力を伸ばすことができないかもしれません。
例えば、夏休みの宿題が5つあり、それを「たった5つだ、余裕余裕!」と言って直ぐにこなす子と、「こんなにたくさんある。自分には無理、できない」と始めから可能性を狭めている子との受け入れ方の違いがあります。
絵本は「ワクワク」「勇気」「成功」「思いやり」などのメッセーが豊富にこめられています。
そういった絵本を繰り返し読むことで 豊かな人格を形成し
考える力を自然に強くし、情操教育にもなるのです。
つまり、絵本の読み聞かせを続けることで、母国語の基礎ができる。 語彙力が増える。 感性が豊かになる。 感情がコントロールできる。 高い学力がつく。という効果が期待できます。
反対に絵本の読み聞かせをしなかったら、本への親しみがないので本を好きじゃない、本を読みたくない、読解力がなく学校のお勉強をしない子になる可能性があります。
もちろん、絵本の読み聞かせをしてもらわなかった子どもでも、小学校の環境やその後の境遇によってお勉強ができる子もいます。
お子さんをスムーズに学習過程に導入するためには、1番手っ取り早く、家庭でできる幼児教育ではないでしょうか。
絵本の読み聞かせがめんどくさいときに試すこと1
絵本の読み聞かせの速度を少し速い速度で読む。
絵本の読み聞かせで、しっかりと聞いてほしいと思い、ゆっくりよんでいませんか。
集中力の持続が短いため、ゆっくり読む事で集中できません。
少し速めの会話をするペースで読んでみてください。
お子さんがグッと絵本に集中する姿を見る事ができると思います。
フラッシュカードを実際しているのを見たことがありますか?
幼児教室に通っていた時期があり実際体験することができました。
大人からすると、こんな速いテンポでカードを見せて、本当に分かっているのだろうかと思いましたが、理屈で考える左脳ではなく直感をつかさどる右脳に働きかけていると知りました。
特に幼児期は右脳が優位なので、速く読むことによって右脳が活性化します。
特に0歳は右脳で感じる「絵」は理解できても、左脳で読む「物語」は理解できないのです。
我が子は、速く読むことで、1日に10冊~30冊の絵本を読むことができました。
時間をかけずに絵本の読み聞かせができると思うと毎日読んであげたいと思います。
絵本の読み聞かせがめんどくさいときに試すこと2
絵本の数や何回読むか、何分間読むか決めておく。
例えば、「今日は3冊の本を読んだらおしまいにしようね。」と先に話しておいたり、
いつもより早く寝る準備ができた日には、9時まで絵本を読む。
何度も同じ絵本を読んでほしいと言ってきたら、「あと1回で終わりにしようね。」と声かけする。
まだ言葉の理解が難しい時期もありますが、何度も同じことを繰り返していくと習慣として理解できるようになります。
絵本の読み聞かせをする親にとっても、見通しがみえ、気持ちが楽になると思います。
親が良い気分、良い状態でいることが、子どもにとって良い影響を与えるため、嫌な気持ちにならない様な対策は必要です。
毎日読み聞かせをする!と目標を立てるのではなく、まずは絵本を1冊読み聞かせてあげようと思ってやってみてはいかがでしょうか。
絵本の読み聞かせがめんどくさいとき試すこと3
自分の好きな絵本を読む。
こどもの持ってきた絵本の中に親の好きな絵本を間に挟んでよんでみることもおすすめです。2~3歳対象の絵本でもストーリー性があり大人が読んでも心に染みる絵本もあります。
絵本の読み聞かせの効果は、子どもだけではなく大人にもあると言われています。
繰り返される良いイメージのフレーズ、ストーリーを読むことで潜在意識に働きかけ、良い記憶を定着させることができます。
私がよく読んであげる絵本が「まいにちがプレゼント」いもとようこ作/絵です。
まいにちが循環してあたらしい事が起きる、立ち止まって考えることもあるけど、明日は必ずやってくる、明日のことは誰にもわからない、チャンスは何回でもやってくる、一日一日を大切にしよう!と背中を押してくれる絵本です。
子どもへの効果の他に、読み手の効果もあるので実践してみる価値はあると思います。
この3つをためしていただければ、「絵本の読み聞かせがエンドレスで辛い」、「絵本の読み聞かせができない」、「絵本を読んであげているがこどもが読んでない、みてくれない」といったお悩みを解消できるのではないでしょうか。