毎日の絵本読み聞かせ、大変と感じている方多いのではないでしょうか。
絵本の読み聞かせは、子どもにとって、心の栄養と言えます。
親の声で読み聞かせるすることでコミュケーションをとることができ、子どもが親に愛されていると実感できる最高の時間です。
時には、テレビやスマホアプリの絵本読み聞かせを利用して楽しむことも良いことだと思います。
その中から、子どものお気に入りを見つけ、購入して読み聞かせをすると、長く何度も読み返すことができる宝物の絵本を発掘することができるのではないでしょうか。
今回は、NHKのテレビ絵本で放映されました、「でんしゃにのって」作絵 とよたかずひこ の絵本をご紹介したいと思います。
でんしゃにのって 作絵 とよたかずひこの内容
うららちゃんは、電車に乗っておばあちゃんのところへひとりででかけます。
ガタゴトー、ガタゴトー
「つぎは わにだー わにだー」の駅で乗ってきたのはわにでした。
「つぎは くまだー くまだー」の駅で乗ってきたのはくまでした。
「つぎは ぞうだー ぞうだー」の駅で乗ってきたのはぞうでした。
ぞうが「お嬢ちゃんどこまで?」とうららちゃんに話しかけます。
うららちゃんは「ここだえき」と答えます。
うさぎは満員で席がないのでぞうの膝の上に座っています。
へびが入ってきて、手すりバーから上の荷物置き場へ。
うららちゃんはウトウトして切符を床へおとしてしまいました。
ここだ駅に到着し、ぞうがうららちゃんを起こしてくれます。
急いで下車しようとすると、うさぎが落とした切符に気づきうららちゃんにきっぷが落ちていることを教えてくれます。
うららちゃんは無事におばあちゃんに会うことができました。
でんしゃにのって 作絵 とよたかずひこの感想
小さい子が一人で電車に乗っておばあちゃんに会いに行くと聞いただけで親はハラハラドキドキします。
子どもにとって一人で行動することは怖いと思うことですが、おばあちゃんに会いにいくという目的があるので楽しいイベントなんだろうなと思いました。
わが子が一人でお出かけできるようになることを想像し、しっかり成長していくんだろうなと楽しい気分になりました。
登場する動物たちの行動が優しい気持ちにさせてくれます。
ぞうは、満員だからということで、うさぎを膝の上に座らせ、なんと親切なんだろう。
へびは特有な体を利用し手すりバーから上の荷物置き場に座るという、人間界には考えられない行動。
大人も、車にゆられると眠くなってきますよね。
眠ってしまい乗り過ごしてしまいそうなうららちゃんに、ぞうが声をかけ降ろしてあげるなんて、ほんわかした気分になりました。
親はこどもを自立させるために色々な経験をさせてあげますが、社会もこどもの成長を見守り、子どもの行動を助けてあげる役割を果たさなければならないと考えさせられる1冊になりました。
まずは、てれび絵本で好きな絵本を探すことからはじめてみませんか。