男の子は乗り物の絵本が大好きです。
息子は、今までの絵本が飽きたのか、あまり集中して絵本を見なくなった時期がありました。
そんな時、はたらく車が登場する絵本を何冊か試しに読んでみたら、「もう1回読んで」とリクエストするようになりました。
たくさんある絵本の中から、子どもが夢中になれる絵本を探すのは結構大変だなと感じる方も多いのではないでしょうか。
親自身が面白いと思って買った絵本に、全然興味を示してくれない時は本当に悲しくなってきました。
その時期の子どもに合った、子どもが興味を示している物は何なのか?という部分を見極めて絵本を読み聞かせすることも1つのコツになってきます。
今回は、NHKのてれび絵本で放映されました、「ボートにのって」作絵 とよたかずひこ の絵本をご紹介したいと思います。
ボートにのって 作絵 とよたかずひこの内容
うららちゃんがお父さんといっしょにポートに乗っています。ギーコン バッシャン。
池の真ん中でお父さんがボートを止めてお昼寝します。
菜の花くんくん、いい匂い。
うららちゃんが、ちょうちょちょうちょ、なのはにとまれ~と歌をうたうと、ちょうちょさんがうららちゃんの帽子の上にとまりました。
かえるのうたがきこえてくるよ~と歌うとかえるさんがボートに乗ってきました。
うららちゃんは嬉しくなって、もしもしかめよ~かめさんよ~と歌いました。するとカメさんがボートに乗ってきました。
お友達がたくさんできたうららちゃんは嬉しくなって、出てこい出てこい、いけのこい~と歌います。すると今度はこいさんがボートに乗ってきます。
うららちゃんはとてもとてもうれしくなって、あひるの水浴びすいすいすいと歌うと、次はあひるさんがボートにのってきました。
うららちゃんのまわりにたくさんのお友達がいてとても楽しそうです。
その時、お父さんが音を立てて起きだしたので、ボートに乗っているお友達はびっくりして飛び降ります。
お父さんはお友達がいたことなんてまったく気がついていません。
お父さんがボートをこぎだすと、池のお友達が「またね~」と手を振っています。
ボートにのって 作絵 とよたかずひこの感想
春のぽかぽか陽気に、お父さんがボートで寝ている間に、たくさんのお友達が登場し、ほっこりした気分になれる本でした。
ボートを漕ぐ音、気持ちのいい春の音、お友達が次々にボートに乗り込んでくる音がリズムよく聞こえてきて、小さいときに動物園の池のボートの上で、怖いながらも「あのコイみたいにすいすいおよげるようになりたいな」と思ったことを思い出しました。
絵本は、幼少時代の思い出を想い出させてくれます。
1歳のわが子は、好きな絵本を持ってきて、読んでほしいと意思を示すことができます。
親はそういう子どもの意思を尊重し好きなことさせてあげることで自主性を育てることにつながると思います。
他人からの干渉や保護を受けず、独立してことを行おうとする態度や性質が、幼少期の数分の読み聞かせで育むことができるようになる可能性があると分かると、絵本の読み聞かせをしないと損をするような気がしてきました。
乗り物絵本は、子どもが楽しめ、自分も乗った気分になれるという点で、満足できる楽しい絵本だと思います。
時間がなくて絵本の読み聞かせはしていないという方も、1日1冊から始めてみると、意外と大変ではなったと習慣化できるのではないでしょうか。
子どもの興味がある事を引き出し、集中して読めるような絵本探しをしてみませんか。