息子の3歳児健診に行ってきました。
出生時に4キロもあったため、きっと大きく育っていくのだろうと思っていました。
その期待通り、身長が1メートルを超えていたことに驚きと嬉しい気持ちになりました。
測定係の方に、「今日測った中で、一番だよ」と言われて嬉しそうな顔をしている息子を見て、母も頑張ったな!と自分で褒めました。
どうしたら、背が伸びるか?という子どもの疑問を解決できそうな絵本が、いいタイミングで発行されていたので、今回は、かがくのとも せが↑のびる やぎゅうげんいちろうさくの絵本を紹介したいと思います。
せが↑のびる やぎゅうげんいちろうさくの内容について
この本を読むとすぐにせがのびます。うそでーす。と開いて直ぐのページにあり、笑ってしまいました。
にわとりのおばさんがきて、年長さんたちに言います。「ねえあんたたち、大きくなりたいと思わない?」
年長さんたちは、「大きくなりと思わない、こんなもんでいい」と答えます。
「私、前は小さくなりたいと思ってた。アリさんとも会えるし、自由だし、猫と鬼ごっこもできる。捕まったら死ぬけど。私たち、お話だったら小さくなれるけど本当は小さくなれないのよねえ~」とことえちゃんが言います。
君たちの体は、大きくなりたいと思わなくても、君たちの体は、どんどん大きくなっていきます。
保育園や幼稚園、小学生になっても、どんどん大きくなっていきます。
「小学生のあおねえちゃん、どんどん大きくなって、お風呂からはみだした。ええーっ」
お風呂に仰向けで入っているあおねえさんが描かれて、足を踏ん張って手すりにつかまっている様子がわかりました。
4さいぐらいのときから、お風呂に入ると、よくこんな風に体をお湯の上に浮かべてぴーんとさせていたんですが、3年生の夏についに、お風呂から頭がはみ出したんです。
君たちの体がどんどん大きくなるのに、一番関係しているのは「骨」です。骨は、僕たちの体を作っている部品の一つです。
体中にあるこのかたーい「骨」が、どんどん大きくなって、君たちの体が大きくなるのです。
硬い骨には、いくつかの穴が開いていて、その穴には「血管」が通っています。「血管」の中には、「血」が流れています。
「血」の中には、「骨」を大きくする材料とか、「骨」を丈夫にする栄養分がいっぱい入っています。
骨の材料になるものや骨の栄養になるものは、こんな風にして君たちが食べたり飲んだりしたものから作られます。と子どもがごはんを食べてる絵が描かれています。
骨がどんどん伸びて、体がどんどん大きくなっても、象やキリンみたい大きくなれません。
17歳か18歳ぐらいになると、もうそれ以上はおおきくならないようになっています。だから、君たちの背が伸びるのは、大体17歳から18歳ぐらいまでです。
僕たちの背は、大人になるともう変わりません。おじいさんやおばあさんになると、骨と骨の間にある部品がぺちゃんこになってきたり、体をぴーんとまっすぐにさせるための筋肉の力が弱くなってきて、背が縮みます。
あのー、ぼく背をどんどん伸ばして背でおにいちゃんのことおいこしたいんですがどうしたらいいですか。
顔の形や背の高さは、ひとりひとり違って、僕たちの思うようになりません。
ひとりひとりのもともともっている体の形というのは遺伝のことです。
お兄ちゃんは、毎日プールに行って泳いでるよ。そして毎晩ぐっすり寝ているよ。そんなことを真似してみたらどうかしら?
骨は長くなることをやめたあとも、君の栄養の取り方や君の運動の仕方に合わせて、ふとくなったり細くなったり、丈夫になったり、弱くなったりします。
それは、君が死ぬまで続きます。
せが↑のびる やぎゅうげんいちろうさくの感想
身長の悩みといえば「背が高くなりたい」と思う子が多いと思いますが、女の子で背が高いとからかわれることもあり、「背を低くしたい」という子もいます。
牛乳をたくさん飲んだり、睡眠時間を長くすると良いと頑張る子もいるらしいのですが、効果がないことが多く、どんなに頑張っても、遺伝が強く働いているので思い通りにならないのかもしれません。
幼児期では、まだ身長が低いことを悩む子はいないかもしれませんが、他者の存在を意識し、自分自身と比べるようになると、顔の形や体形に劣等感をもってしまうこともあると思います。
そう思う前に、体のこと、成長の事を大まかに知っていると、考え方も違ってくるのではないでしょうか。
この絵本は、5~6歳対象の絵本ですが、読み手が分かりやすく説明しながら読み聞かせをすると、3.4歳の子どもでも、子どもなりに理解できると思います。
人間はひとりひとり違っていて、同じ人はいない。背が低い人も、高い人もそれを受け止めありのままの自分で生きていいと考えを深めることができる絵本だと思いました。
絵本は自己肯定感を高めるために効果的だと言われています。
わが子も、自分に〇のつけられる大人に育ってほしいと思いました。
子どもに多くの絵本を読み聞かせし、感情に働きかけることで自己肯定感をアップさせませんか。